1.銀座の地中に広がる妖しげなカフェバー
華やかなブランド店が並ぶ銀座の中心に、一風変わった地下空間が存在する。その名は「BOOK Café Bar十誡(じっかい)」だ。
銀座駅から徒歩約2分、有楽町駅からもアクセス良好なこの場所に、知る人ぞ知る文学好きの隠れ家がある。

訪問したのは週末のカフェタイム。泰明小学校のすぐ横、1980年代築の銀座MSビルの階段を降りると、ひっそりと現れる小さなサインボードがみえてくる。
さらに階段を数段下ると、まるで秘密の扉のような入り口が見えてくる。
ドアを開けた途端、照明を抑えた空間にびっしりと並ぶ本棚とアンティークの家具たちが目に入る。

壁一面の本、本、本。
本棚には不思議の国のアリスや星の王子さまなど有名どころの作品もあれば、馴染みのない作家やアーティストの本も並んでいる。
2.文学作品がモチーフになったアフタヌーンティーセット
鏡に反射した書架は視界を惑わせ、まるで別世界に迷い込んだような錯覚を覚える。

この店のコンセプトは「好事家の書斎」。
まるで文化系の秘密結社のような空気感が漂い、本好きのための隠れ家といった趣だ。

Bar十誡の魅力は空間だけではない。カフェタイム限定で提供されるアフタヌーンティーセットは、文芸作品をモチーフにしたメニューとなっている。
この日注文したのは「アリスのミニチュアティーパーティ」。

ミニサイズの食器に盛られたお菓子たちは、まさにアリスが迷い込んだ不思議の国のワンシーン。真紅の小瓶に入った液体を飲むと、まるで自分も小さくなったような気分になれる演出が心憎い。
また、バーということでカフェタイムでも文豪カクテルが注文可能。太宰治の「桜桃」や梶井基次郎の「檸檬」をモチーフにしたモクテル(ノンアルコール)もあり、お酒が苦手でも安心だ。
3.本好きが集う地下空間を堪能
店内は二人掛けのソファ席とカウンター席で構成されている。
訪問時は女性客が多かったが、男性の一人客も見かけた。
驚いたのは、多くの客が本棚から本を手に取って実際に読みふけっていたことだ。
コンセプトカフェによくある見た目だけの空間ではない本気度が心地よい。

文学をツマミに、静かな時間をじっくり味わう。そんな時間を過ごしたい人にはピッタリの空間だ。
Bar十誡は明るく整ったスマートな銀座の街並みとは正反対の、地下にひそむ妖しくも知的な異空間だ。

本の溢れる空間に浸りたい、誰にも邪魔されず物語の世界に埋もれたい、そんな欲望を抱える人は是非一度訪れてみてほしい。
【BOOK Café Bar十誡】
オススメ度:★★★
住所:東京都中央区銀座5-1-8 銀座MSビル地下2階
アクセス:銀座駅から徒歩約2分、日比谷駅・有楽町駅から徒歩約5分
営業時間:
Cafe Time 平日15:00~18:00
土日祝13:30~18:00
Bar Time 18:00~23:00
定休日:月曜
予算目安:1000円~3000円
公式ウェブサイト:https://www.zikkai.com/
※記事執筆時点での情報
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