1.伊香保の山あいに建つ私設ミュージアムを訪問
今日訪れたのは、群馬の伊香保温泉から車で10分ほど。山道を抜けた先に、唐突に現れる私設ミュージアム「伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館」だ。

見た目は地方によくある田舎の観光施設だが、内部はとにかくスケールとジャンルの幅広さが異常なミュージアムなのだ。
私設のミュージアムということで訪れる前までは、こじんまりとした懐かし系の博物館かと思っていたが、実際には人形、おもちゃ、レトロ、ミリタリー、アイドル、乗り物、ワインからスイーツまでジャンルのカオスぶりと膨大な展示物が並ぶ狂気のミュージアムであった。

そんなミュージアムは、私設の博物館としては来場者数日本一となっているのも特徴で、訪れた多くの人々を虜にしている。
2.テディベアから始まる狂気の序章
博物館をはいるとすぐ出迎えてくれるのは、テディベアたち。
100年前のアンティークベアから現代のモノまで、可愛らしさに癒されるかと思いきや、圧倒的な数と目線の嵐に早くもこの博物館の真価の片鱗をみることになる。

このテディベアはその後も登場して、総計は2000体を超えるという。
また人形エリアが別途あり、江戸時代の古人形から海外製の人形まで様々な人形も並んでいる。

中には日本に9体しか現存しない「福松人形」など資料的価値も高い逸品が並ぶが、大量の人形が並ぶ様は歴史的価値や懐かしさを超えて、少し怖いくらいの執念が漂う空間となっていた。
3.昭和がギュッと詰まった街並み横丁
館内には、昭和の町を丸ごと再現したエリアもある。
看板、郵便局、駄菓子屋、スマートボールの台まで全部本物。

時が止まったようなこの一角は、もはや作り物ではなくパッキングされた過去そのものだ。

大人にとっては懐かしさで胸が熱くなるし、若い世代には逆に新鮮で刺激的だろう。
どの世代が訪れても確実に何かが刺さる、そんな過ぎ去りし過去の遊園地になっている。
4.車、車、車。終わらない展示の洪水を浴びる
自動車博物館ゾーンでは、昭和の国産車を中心に100台近い車が展示されている。
ファミリーカーからスポーツカーまで、3フロアぶち抜きの構成は圧巻だ。

これらの車はミニチュア模型ではない。私設博物館のコーナーの一角で100台の車が展示されていることからも、この博物館の異様さがよくわかる。
車好きならここだけで何時間でも潰せるだろう。

車といえば、頭文字D「藤原豆腐店」の移設展示も注目だ。
この実物大店舗は、実写版映画で主人公の実家として使用された渋川市の豆腐店が解体された際に、ご親族が保管していた店舗看板や外装を使って再現しているというから驚きだ。
5.圧倒的な量と質で迫ってくる展示物
さらに1980年代アイドルのレコードジャケットやブロマイドが並ぶ「昭和スターロマン館」、旧映画ポスターが並ぶ「シネマワールド」、実物大の戦車ジオラマが鎮座する「ミリタリーゾーン」までそのジャンルはどんどん拡散していく。
そしてそのどれもが圧倒的な量と質で迫ってくるので侮れない。

展示の最後には、世界中のワイン&ビールコレクションとチョコレート工房が待っている。
テディベアから始まって、昭和や戦車を経由し、最後にワインで乾杯するこの動線。
ここが何の施設かは最後まで分からなかったが、この混沌こそが最大の魅力であり、私設ミュージアムとして年間入館者数日本一を誇る理由でもある。

伊香保に行くなら温泉に浸かるだけではもったいない。
この情報過多の圧倒的な空間に、是非足を踏み入れてみてほしい。
【おもちゃと人形 自動車博物館】
オススメ度:★★★★★
住所:群馬県北群馬郡吉岡町上野田2145
アクセス:渋川駅より車で約15分
営業時間:9:00~17:00
定休日:年中無休
予算目安:1300円(大人入館料)
公式ウェブサイト:http://www.ikaho-omocha.jp/index.html
※記事執筆時点での情報
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