1.東京都心に現れたイタリアの街角
新橋や浜松町から徒歩圏、再開発の象徴ともいえる汐留に、まるで異国の空気をまとった一角がある。
その名も「イタリア街」だ。

聞いたことがあっても、実際に足を運んだことがある人は少ないのではないだろうか。
このイタリア街、ただの「ヨーロッパっぽい」ではない。石畳、パステルカラーの外壁、統一されたファサード、おしゃれなカフェレストランなどまさにローマの裏路地を思わせる光景が広がっている。
2.町全体がイタリアンデザイン
イタリア街は汐留の再開発にともなって誕生したシオサイト第5区の通称で、地域住民と行政、建築家らがタッグを組んでつくりあげた街だ。

都市計画の段階から、イタリア文化を意識した建物のデザインガイドラインが設定され、ファサードの構成や色彩、看板にまで細かくルールが決められている。

例えば写真の右側にあるパラッツォジーラソーレは、少し前まで「CURRY HOUSE CoCo ICHIBANYA」の文字があった。
そう、ここはココ壱なのだ。ココ壱か!と思わずツッコミたくなるけれど、このように街並みが統制され、イタリア街全体のデザインが出来上がっている。
3.馬券売り場でカフェタイム
街の中心にあるのは三角形の中央広場。
石畳が敷かれ、赤や黄色のアースカラーの建物が建ち並ぶこの一帯は、イタリア街一の映えスポットだ。

特に目を引く建物「ウインズ汐留」は、なんとJRAの場外馬券売り場だ。

中にはカフェ「PRONTO」やインフォメーションも入っていて、低層部は街に開かれている。
広場で視界が開け開放感があることから、この中央広場は平日・休日問わず多くの人がベンチに佇んでいる。
4.建築のプロ集団によってつくられた建物群
建物は大手建設会社や設計事務所がデザインを手掛けているものも多い。
先ほどのウインズ汐留は、公共施設のデザインも多く手がける安井建築設計事務所によるもの。

消防署とは思えないビビッドな黄色の「芝消防署」は内藤建築事務所、竹中工務店によるホテル「三井ガーデンホテル汐留」、谷尻誠+吉田愛のSUPPOSE DESIGN OFFICEが一部デザインを監修した「CIRCLES汐留」など、どの建物も実績のあるプロ集団によってつくられている。

ちなみに、メインの通りには多くの交通誘導員が常駐しているのもイタリア街の特徴だ。
誘導員の配置は住民たちが費用を出し合う自主管理で行われていて、街の治安を守っているそうだ。
5.日比谷神社から見上げる東京とイタリア
イタリア街の西端には、こぢんまりとした「日比谷神社」がある。この神社の鳥居の向こうには、汐留の高層ビル群が聳え立つ。

そのコントラストがまた面白い。
東京の街の一角をイタリアにするという突拍子もないアイデアを、地で実現してしまったイタリア街。

他のどの街でも見られない東京のイタリア。皆さんも機会があれば是非訪れてみてほしい。
【イタリア街】
オススメ度:★★★
住所:東京都港区東新橋他
アクセス:浜松町駅、新橋駅から徒歩約10分
予算目安:0円
※記事執筆時点での情報
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