三ノ輪「円通寺」巨大観音像が鎮座するお寺で歴史散歩

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1.下町の住宅街に突如現れる黄金の像

今日訪れたのは東京・三ノ輪の静かな住宅街の先にあるお寺 円通寺だ。
三ノ輪といえば都内に残る唯一の路面電車都電荒川線(東京さくらトラム)との終着駅であり、始発駅でもあるが、三ノ輪橋停留所から歩いて数分のところにあるのがこの通寺だ。

門の前に建つと、門柱の先に何か不思議なモノが見えた気がする。

円通寺

境内の先に目に飛び込んでくるのは本堂の屋根の上にそびえる金色の巨大な観音像だ。

円通寺

まるで新興宗教の聖地に迷い込んだかのような錯覚を覚えるが、ここは由緒正しい曹洞宗の寺院。その創建はなんと791年。坂上田村麻呂によって開かれたといわれる歴史ある寺である。

2.レトロフューチャー感溢れる建築と観音菩薩像

観音菩薩像の高さは、およそ12メートル。
ビルの4階の屋上に乗っているので、その存在感はかなりのものだ。

円通寺

この観音菩薩像は単なる巨大オブジェではなく、明治から昭和にかけて活躍した彫刻家・高村光雲の彫刻を元に製作されたというから面白い。
高村光雲といえば、上野公園の西郷隆盛像皇居の楠公像の作者と言えばピンとくるだろう。

境内の本堂は1981年に建てられた比較的新しい建築だが、左右対称のフォルムと階段の立体的な構成がどこかレトロフューチャー感を漂わせている。

円通寺

手すりや外壁のディテールもどこか懐かしく、それでいて一度見たら忘れられないインパクトを持っている。

3.弾痕の跡が残る黒門もスゴイ

円通寺の見どころは巨大観音像だけではない。
例えば「黒門」と呼ばれる重厚な門は、もともと上野・寛永寺にあったもの。

円通寺

150年以上前の出来事ではあるが、1868年の上野戦争で彰義隊と新政府軍が激突した際の弾痕が今もはっきりと残っている。
荒川区の有形文化財に指定されているこの門は、まさに歴史の遺物だ。

円通寺との関係は、上野戦争で命を落とした彰義隊士たちを、当時の住職が西郷隆盛像のあるあたりで火葬したことに始まる。
その縁で1907年にここ円通寺にが移築されたという。
何気なく通り過ぎてしまいそうな門に、こんな濃密な歴史が詰まっているとは驚きだ

4.歴史的事件の記憶が眠る境内

ほかにも境内には源義家が討ち取った敵の首を埋めたとされる「首塚」が存在したり、1963年には身代金目的で誘拐された4歳の少年の白骨遺体が境内で発見されたという衝撃的な事件もあった。

観光地として大々的に紹介されることは少ないが、巨大観音、弾痕の門、様々な伝説や事件。
ここ円通寺は、ただの古いお寺にはない、様々な記憶が眠っているのだ。

【円通寺】
オススメ度:★★★
住所:東京都荒川区南千住1-59-11
アクセス:線三ノ輪駅から徒歩約5分
予算目安:0円
備考:東京都指定史跡
荒川区有形文化財(黒門)
※記事執筆時点での情報

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