1.東京駅からほど近い高架下に広がるとっておきの空間
秋葉原と御徒町をつなぐJRの高架下に、不思議で魅力的な空間が広がっている。それが「AKI-OKA」と呼ばれる一連の施設群だ。
無機質だった高架下を、人が集い、遊び、泊まり、語らう空間に変えたこの再開発プロジェクトは、ただの街づくりにとどまらない実験場でもある。

2010年の2k540 AKI-OKA ARTISANオープンを皮切りに、グルメ、物産、カフェ、ホテルまで、異色の施設が次々と誕生している。
鉄とコンクリートの都市空間の隙間に、確かに人の温もりが宿っているのだ。
2.職人の息遣いが聞こえる「2k540 AKI-OKA ARTISAN」
このプロジェクトの原点が「2k540 AKI-OKA ARTISAN」である。
東京駅から2km540m地点にあることに由来する名のこの場所は、ものづくりの魂を伝える職人の街だ。

無骨な高架下に白い柱が並び、小さな工房のような店舗が軒を連ねる。その風景は巨大な土木構造とヒューマンスケールが共存する、建築好きにはたまらない空間である。

小さく分割された店舗空間にはものづくりをテーマにした約50の店舗が軒を連ねている。
御徒町周辺はかつては伝統工芸職人の街としても知られていたが、そんな御徒町の歴史を新たな形で受け継くことが目論まれているのだ。
3.高架の下でラーメンをすする快感「御徒町らーめん横丁」
さらに御徒町方面に歩を進めると、「御徒町らーめん横丁 AKI-OKA GOURMET」が姿を現す。

ここには、あの「蒙古タンメン中本」や「青葉」など行列必至の有名店が集結している。
狭い高架下にラーメンの香りが漂い、すぐそばを電車がゴトゴト通る音がする。
これもまたその街のリアリティであり、特別感と共に日常感も漂うユニークな空間を味わえる。
4.地方の逸品と生産者と出会う「CHABARA」
秋葉原駅寄りに戻ると、黒い外観の「CHABARA AKI-OKA MARCHE」が目に入る。
ここは、かつての青果市場「やっちゃ場」の名残を受け継ぎつつ、日本全国の逸品を扱うマーケットだ。

中は白を基調に、剥き出しの配管が走るインダストリアルな空間。
そこに並ぶのは、色鮮やかなジャム、味噌、酒、漬物・・・。どれも全国の職人たちが手間暇かけたうまいものばかり。
ときには生産者とビデオ通話でつながれる販売もあり、顔の見える買い物体験ができるのも面白かった。
5.高架下ホテル「SEEKBASE」も面白い
最後に紹介するのが2019年オープンの「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE」。

テーマは「探求」で、電気街の名残を感じさせるガジェットショップやレコード店、クラフトジンのバーが並ぶ。
その奥には、なんとホテルまである。「UNDER RAILWAY HOTEL AKIHABARA」は、天井が低く、構造材が剥き出し。けれど、それが逆に秘密基地のようなワクワク感を生んでいる。

都市のインフラの裏側に、こんな居場所があるとは思いもよらなかった。
知らなければ通り過ぎてしまう空間だが、一度訪れると忘れられない高架下の魅力がAKI-OKAには詰まっていた。
【AKI-OKA】
オススメ度:★★★
住所:東京都台東区上野他
アクセス:秋葉原駅・御徒町駅から徒歩約5分
営業時間:11:00~19:00(店舗による)
定休日:水曜(店舗による)
予算目安:0円~
※記事執筆時点での情報
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